油は必要

2010.2.12

さて、「油」について。
以前の投稿にも人間の体には「油」は必要と書きました。

日ごろから、「カロリーを抑えるためにこびりつかないフライパン」「生活習慣病予防のために油を極力抑える」と「油」に関して気にする方が多いですね。
ただ、人間の体には必要な油量というものがあります。



それは、
健康な体を作るための油脂類の働き
・細胞膜、脳、神経組織、ホルモン、血液を作る役割
・ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKなどの脂溶性ビタミンの吸収率アップの効果
・オリーブ油や青魚に含まれる油はコレステロールを下げる効果
・肌をきれいにする脂溶性ビタミンの吸収を効率よくする
・適量を摂ることで空腹を防ぐ
・排便しやすくなる

と様々な要因があります。
1日に摂取する油の適量は1日に必要なエネルギーのうち20〜30%といわれているようです。
では、その「油」ですが。市販されている「油」は大手有名メーカーが発売しているのだから何でも大丈夫ではないらしく…。というのも、油の精製法により大きな違いがあるようです。

低温圧搾法
低温圧搾法は原材料に圧力をかけて油をしぼりだす方法。
手搾りや機械でプレスして油を抽出します。この方法だとより自然に近い形のオイルが取れます。もちろん高熱(60度以上)の温度になることはないので、フレッシュなものであれば、今問題になっているトランス脂肪酸を含まないものになるのです。
ただ、搾りかすに油が残ってしまい、原材料に対して抽出できる油の生産量が少ないので、比較的割高です。

溶剤抽出法
高熱で石油系の化学溶剤ヘキサン(揮発油)を作用させて抽出する方法。
原材料に化学溶剤ヘキサンをかけて原材料中の脂肪分を溶かし出し、その後高温下で脱臭、精製、漂白など多くの物理・化学的処理を経て食用油にする製法です。原材料に含まれている油を無駄なくとりだすことができるので、比較的安く売られています。


ここで問題なのは、食用油のパッケージ表示には抽出法についや化学溶剤使用等の表示義務がないこと。
「低温圧搾方」と「溶剤抽出法」はおのずとどちらがよりカラダにいいかは明白。。

栄養バランスや食材の産地、調理法を気にするとともに、食用油の抽出法もちょっと気にかけるとより体にいい食生活が実践できると思います。

テキスト:山本 潤美